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  1. 北区議会 2022-09-01
    10月07日-13号


    取得元: 北区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-27
    令和 4年  9月 定例会(第3回)   東京都北区議会会議録第十三号(第三回定例会)                令和四年十月七日(金)(午前十時開議)-----------------------------------   出席議員(三十八人)   一番    山中りえ子   二番    みつき慎太郎   三番    吉田けいすけ   四番    くまき貞一   五番    すどうあきお   六番    こまざき美紀   七番    福田光一   八番    野口将人   九番    永井朋子   十番    小田切かずのぶ  十一番    坂口勝也  十二番    古田しのぶ  十三番    宮島 修  十四番    坂場まさたけ  十五番    松沢よしはる  十六番    さがらとしこ  十七番    野々山 研  十八番    せいの恵子  十九番    山崎たい子  二十番    近藤光則 二十一番    いながき 浩 二十二番    青木博子 二十三番    大島 実 二十四番    竹田ひろし 二十五番    石川さえだ 二十六番    永沼かつゆき 二十七番    名取ひであき 二十八番    宇都宮 章 二十九番    本田正則  三十番    福島宏紀 三十一番    大畑 修 三十二番    佐藤ありつね 三十三番    花見たかし 三十四番    赤江なつ 三十五番    うすい愛子 三十六番    大沢たかし 三十七番    渡辺かつひろ 三十八番    戸枝大幸   出席説明員 区長          花川與惣太 副区長         内田 隆 副区長         依田園子 総務部長        中澤嘉明   総務部 総務課長        内山義明   教育委員会 教育長         清正浩靖      議事日程       第四号日程第一 令和三年度東京都北区一般会計歳入歳出決算の認定について+----+日程第二 令和三年度東京都北区国民健康保険事業会計歳入歳出決算の認定につい|     て                               |日程第三 令和三年度東京都北区介護保険会計歳入歳出決算の認定について   |日程第四 令和三年度東京都北区後期高齢者医療会計歳入歳出決算の認定について|日程第五 第六十九号議案 東京都北区議会議員及び東京都北区長の選挙における|     選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例       |日程第六 第七十号議案 東京北区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師|     の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例         |日程第七 第七十一号議案 東京北区立学校設置条例の一部を改正する条例  |日程第八 第七十二号議案 東京都北区学童クラブの運営に関する条例の一部を改|     正する条例                    (委員会審査報告)日程第九 第七十四号議案 東京北区立王子福祉作業所指定管理者の指定につ|     いて                              |日程第十 第七十五号議案 東京北区立那須高原学園指定管理者の指定につい|     て                               |日程第十一 第七十六号議案 東京北区立中央公園文化センター等指定管理者|      の指定について                        |日程第十二 第七十七号議案 東京北区立十条台子どもセンター指定管理者の|      指定について                         |日程第十三 第七十八号議案 東京北区立八幡山子どもセンター指定管理者の|      指定について                         |日程第十四 第七十九号議案 東京北区立岩淵保育園指定管理者の指定につい|      て                              |日程第十五 第八十号議案 東京北区立浮間東保育園指定管理者の指定につい|      て                              |日程第十六 第八十一号議案 東京北区立西ケ原南保育園指定管理者の指定に|      ついて                       +----+日程第十七 第八十六号議案 令和四年度東京都北区一般会計補正予算(第四号)日程第十八 議員提出議案第五号 東京都北区地域公共交通基本条例日程第十九 議員提出議案第六号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書日程第二十 議員提出議案第七号 女性デジタル人材育成を強力に推進するための支援を求める意見書日程第二十一 四第一号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書提出に関する請願                              (委員会審査報告)      +四第十三号 銭湯の活性化と保全を目的に子どもの銭湯体験に係る+      |      入浴料補助の支援を区に求める陳情        |      |四第十四号 北区独自の一律給付金の支給を求める陳情     |日程第二十二|四第十八号 北区内に障害者入所施設の設置等を求める陳情   |                              (委員会審査報告)      |四第十九号 中学校英語スピーキングテストESAT-J)の結|      |      果を都立高校入試に活用することの見送りを求める意|      +      見書提出に関する陳情+-------------+(追加日程)追加日程第一 第八十六号議案 令和四年度東京都北区一般会計補正予算(第四号)                              (委員会審査報告) ○議長(名取ひであき議員)  本日の会議を開きます。 この際、会議時間の延長をしておきます。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  まず、書記から諸般の報告をさせます。   (書記朗読)四北総総第三千五百四十三号令和四年十月三日              東京都北区長  花川與惣太 東京都北区議会議長   名取ひであき殿     議案の送付について 令和四年第三回東京都北区議会定例会へ提出するため、左記議案を送付します。          記第八十六号議案 令和四年度東京都北区一般会計補正予算(第四号)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  これより議事日程に入ります。 日程第一から日程第四までを一括して議題とします。   (書記朗読) △日程第一 令和三年度東京都北区一般会計歳入歳出決算の認定について(委員会審査報告) △日程第二 令和三年度東京都北区国民健康保険事業会計歳入歳出決算の認定について(委員会審査報告) △日程第三 令和三年度東京都北区介護保険会計歳入歳出決算の認定について(委員会審査報告) △日程第四 令和三年度東京都北区後期高齢者医療会計歳入歳出決算の認定について(委員会審査報告)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  本件に関し委員会審査報告書が提出されていますので、書記から朗読させます。   (書記朗読)    決算特別委員会審査報告書令和三年度東京都北区一般会計歳入歳出決算の認定について令和三年度東京都北区国民健康保険事業会計歳入歳出決算の認定について令和三年度東京都北区介護保険会計歳入歳出決算の認定について令和三年度東京都北区後期高齢者医療会計歳入歳出決算の認定について 本委員会は九月十二日付託された上記決算審査の結果、いずれも認定すべきものと決定したので報告する。 令和四年十月三日          東京都北区議会決算特別委員会              委員長  永沼かつゆき 東京都北区議会議長  名取ひであき殿----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  本件に関し、決算特別委員会委員長の報告を求めます。 二十六番 永沼かつゆき議員。   (二十六番 永沼かつゆき議員登壇) ◆二十六番(永沼かつゆき議員)  ただいまから、決算特別委員会審査報告を申し上げます。 去る九月十二日開会の本会議において、決算特別委員会に付託されました令和三年度東京都北区各会計歳入歳出決算については、九月二十一日、二十二日、二十七日、二十八日、三十日及び十月三日の計六日間にわたり、区長をはじめ関係理事者の出席を求め、慎重かつ熱心に審査を行いました。 以下、審査の経過概要と結果について一括してご報告申し上げます。 令和三年度決算は、一般会計において歳入総額一千七百四十七億一千四百二十七万六千三十八円、歳出総額一千六百六十億三十六万五千百八十一円、差引残額八十七億一千三百九十一万八百五十七円を生じ、翌年度に繰り越すべき財源である繰越明許費繰越額等三億二千六百二十四万二千円を差し引いた実質収支額は八十三億八千七百六十六万八千八百五十七円となり、執行率は九二・七%でありました。 三特別会計を加えた決算総額では、歳入総額二千五百三十九億九千二百三十一万三千四百二十三円、歳出総額二千四百十八億二千三百七十万五千三百六十二円、差引残額百二十一億六千八百六十万八千六十一円を生じ、繰越明許費繰越額等を差し引いた実質収支額は百十八億四千二百三十六万六千六十一円となり、執行率は九三・七%でありました。 これらの状況を踏まえ、各会派代表及び各無会派議員による総括質疑をはじめとして各款の質疑が行われました。質疑の詳細については、追って会議録を作成の上、配付いたしますので、報告を省略いたします。 これらの質疑を経た後、各会計歳入歳出決算の認定について、各会派代表及び各無会派議員からそれぞれ討論が行われましたので、その概略について申し上げます。 まず、日本共産党北区議員団の討論について申し上げます。 コロナ禍二年目の予算執行においては、子育て世帯等への給付金支給プレミアム付き区内共通商品券の拡充、パートナーシップ宣誓制度導入コミュニティバス新規路線のモデル運行に向けた検討等は評価する。しかし、以下の理由から一般会計に反対する。 一、百七十八億円の財政調整基金を積み上げる一方、区民の暮らし等を支えるための施策が不十分なこと。 二、コロナ禍において、なお、外部化の拡大等、行革路線に固執する予算執行。 三、民間企業と一体に超高層マンションを呼び込む大型開発優先まちづくりの姿勢。 また、国保会計は保険料の値上げ等、後期高齢者医療会計は均等割額の軽減措置見直しにより低所得者の負担増となったことから反対する。 以上の意見が述べられ、一般会計、国民健康保険事業会計及び後期高齢者医療会計歳入歳出決算の認定にいずれも反対、介護保険事業会計歳入歳出決算の認定には賛成との態度の表明がありました。 次に、公明党議員団の討論について申し上げます。 令和三年度の事業実績については、持続可能な行財政基盤を堅持した上で、三つの優先課題に掲げた取組を進めるなど、一定の成果を上げることができたと評価する。 なお、以下につき要望する。 一、平常時のオンデマンド交通の実施だけではなく、災害時におけるコロナワクチン接種移動支援配車取次センターの活用。 二、小児へのインフルエンザ予防接種の助成。 三、男性用トイレへのサニタリーボックスの設置。 四、RPAを活用したおくやみコーナーの設置。 五、新エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の対象に町会・自治会会館を加えること。 六、日テレ・東京ヴェルディベレーザと連携し、部活動の地域移行の推進。 以上の意見要望が述べられ、各会計歳入歳出決算の認定について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 次に、自由民主党議員団の討論について申し上げます。 厳しい財政見通しの中、内部努力の徹底及び限られた資源の重点的・効率的な配分による各事業の計画的・効率的な遂行、区政の着実な前進を評価する。 また、我が会派が要望した区内医療機関の支援及び経済回復の対応、シティプロモーションの推進、行財政改革の推進、庁内のデジタル化の推進、防災減災・国土強靭化等の推進、SDGsに基づく環境等に配慮した整備、区内各種業者への雇用確保策、ファミリー層定住化のための少子化対策政策の推進と教育環境・生涯教育の充実等が反映されていることは評価する。 今後、膨大な行政需要が見込まれることなどから、確実な財源確保や財政健全化の取組を徹底し、持続可能な行財政システムへの改革を進めていく必要がある。 以上の意見要望が述べられ、各会計歳入歳出決算の認定について、いずれも賛成と態度の表明がありました。 次に、立憲クラブの討論について申し上げます。 厳しい財政見通しの中、新型コロナ対策のほか、三つの優先課題や従来の課題への区の取組を評価する。加えて、今後、区政運営に反映されるよう以下要望する。 一、基本構想への人口目標等の明確な位置づけ。 二、無理のない財政計画での王子駅周辺まちづくりの起爆剤となる新庁舎建設。 三、子ども施策拡充のための子ども未来基金の創設。 四、避難所開設訓練の定期的実施。 五、災害時に女性や子ども等の弱者を暴力から守る取組の計画的実施。 六、自転車安全対策の徹底。 七、学校部活動での地域人材等と連携を図った積極的な活用の推進。 八、子どもたちの学びと気持ちを支える不登校等児童生徒支援センターの設置。 九、民間保育園の定数割れ対策の早急な実施。 以上の意見要望が述べられ、各会計歳入歳出決算の認定について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 次に、無会派(無所属)の討論について申し上げます。 行財政改革、資源の配分により必要な財源を確保し、少子高齢化への対応等の区の優先課題、脱炭素社会の実現、行政のデジタル化への取組等、未来志向の行政課題に取り組んだことを評価する。 引き続き、誰もが安心できる北区の取組が必要であり、以下要望する。 全区立小・中学校、公共施設のトイレへの生理用品設置。 公園の環境整備及びトイレの老朽化改善。 利便性が高い区有施設の整備。 地域猫活動への支援拡充。 がん検診の受診率向上・検査内容の充実。 ゴミリサイクルステーションの管理負担軽減。 環境教育にも資する循環型事業の推進。 児童・生徒や近隣住民の声に寄り添う学校課題の改善。 高齢者補聴器購入費助成制度導入と使用に係るサポート。 以上の意見要望が述べられ、各会計歳入歳出決算の認定について、いずれも賛成と態度の表明がありました。 最後に、無会派(国民民主党所属)の討論について申し上げます。 新型コロナをはじめとした諸課題に対応しながら、少子化や高齢化への対応、外国籍の方、障害者の方、LGBT等の方など多種多様な誰もが住みよいまちづくりの推進、台風や地震などの防災対策、犯罪被害を阻止するための防犯対策、子育て施策の推進等に尽力した。 なお、以下要望する。 コロナ前の日常生活に戻っていくため、マスクを外す等の北区独自の緩和措置。 客引き行為等防止に関する条例の推進。 土砂災害特別警戒区域の崖に対する支援。 野良猫の糞尿被害者等への対応。 学校現場でのいじめ対策。 不登校児への一人一人に寄り添った対策。 区内私立幼稚園への安全装置の設置。 日テレ・東京ヴェルディベレーザとの一層の協力。 以上の意見要望が述べられ、各会計歳入歳出決算の認定について、いずれも賛成との態度の表明がありました。 討論終了後、まず態度の分かれた一般会計、国民健康保険事業会計及び後期高齢者医療会計の各歳入歳出決算の認定について、一括して起立により採決を行いましたところ、賛成多数をもって、いずれも認定すべきものと決定しました。 次に、介護保険会計歳入歳出決算の認定について採決を行いましたところ、全会一致をもって認定すべきものと決定しました。 以上で決算特別委員会審査の経過概要と結果についての報告を終わります。 最後になりましたが、すどうあきお副委員長をはじめ、委員並びに理事者各位のご協力に対し、心から御礼を申し上げまして、委員会審査報告の結びといたします。 ご清聴、ありがとうございました。 ○議長(名取ひであき議員)  これより討論に入ります。 本件に関し、九番 永井朋子議員、四番 くまき貞一議員から討論の通告がありましたので、順次これを許可します。 九番 永井朋子議員。   (九番 永井朋子議員登壇) ◆九番(永井朋子議員)  私は、日本共産党北区議員団を代表して、ただいま上程されました日程第一、二〇二一年度東京都北区一般会計決算、日程第二、二〇二一年度東京都北区国民健康保険事業会計決算及び日程第四、二〇二一年度東京都北区後期高齢者医療会計決算の認定に対する反対討論を行います。 初めに、一般会計決算についてです。 コロナ禍二年目の予算執行においては、低所得者やひとり親、子育て世帯等への給付金支給プレミアム付き区内共通商品券の拡充、ゼロカーボンシティ宣言パートナーシップ宣誓制度導入コミュニティバス新規路線のモデル運行に向けた検討等は評価いたします。 しかしながら、以下の理由で一般会計決算に反対いたします。 第一に、百七十八億円の財政調整基金を積み上げる一方、区民の命と暮らし、営業を支えるための施策が不十分にとどまった予算執行であったことです。 今、物価高騰が区民の暮らしを直撃しています。電気、ガスなどの光熱費、食材費など、軒並みの値上げが続いています。東京都庁前での食糧支援には過去最多の人数が並ぶなど、コロナ禍から暮らしは回復していません。 また、昨年度、新型コロナ対策として事業者向けの給付金、協力金の支給が行われていますが、支給を受けた事業者が今年度支払うべき所得税、住民税、社会保険料等の負担が非常に重くなり、支払いが困難であるという声が出されています。 我が会派は、予算組替え提案や申入れなどで、必要としている全ての人や事業者への直接給付型の支援を求めました。今議会の補正予算では地方創生臨時交付金を活用し、区独自に住民税均等割のみ世帯や課税者から扶養されている非課税世帯への給付金支給の拡大が実現し、国の給付金の対象外となっていた皆さんから大変喜ばれております。 一方で、昨年度を振り返ると、年度当初こそ財政の見通しが不透明だったものの、年度末には財調基金約百七十八億円、主要五基金で約六百二十八億円と、基金残高の水準はほぼ横ばいとなっています。 地方創生臨時交付金の積極的活用に加え、財政調整基金を活用すれば、我が会派が決算審議で求めた以下のような区民要望にも応えることが可能だったはずです。 学校給食費の全面無償化に踏み切った葛飾区に続き、北区においても無償化に向けた支援をさらに拡充すること。 補聴器助成は既に十六区が実施しており、北区でも直ちに開始すること。 猛暑から区民を守るために、エアコン購入や修理費の助成をすること。 売上げが減少している中小事業者への直接支援を行うこと。 今こそ、コロナ禍の収入減に加えて、光熱費や物価の高騰に苦しむ区民、事業者への給付型支援の拡充を求めるものです。 第二に、コロナ禍においてなお外部化の拡大など、行革路線に固執する予算執行であったことです。 我が会派は、この間、コロナ禍の中で区民生活を支える保健師、保育士、介護士、教員など、現場で働く方たちの増員、処遇改善を求めてきました。コロナ第七波でも保健所は逼迫し、保健師などの超過勤務は全職員の平均を大きく上回り、一人一人の過重負担は明らかです。 会計年度任用職員、業務委託などで急場をしのぐのではなく、行政改革で減らした保健所を元に戻し、抜本的な職員増を図るよう求めます。 また、我が会派は、決算審議で保育士の公私格差の根底に、委託費を運営費以外に流用する弾力運用という仕組みがあることを明らかにしました。 北区では、私立認可園の保育士平均給与は、公立の保育士と比較しても初任給でおおむね月額五万円、十年目で六万円も低く抑えられていることが分かりました。その背景には、区が保育園の運営のために支給している委託費のうち、最大四分の一までを運営費以外の用途に流用できる弾力運用という仕組みがあり、区もこれを認めました。 国は委託費の八割を人件費に充てることを想定していますが、北区の株式会社立保育園では、人件費割合は五割強にすぎません。 株式会社など、営利企業の参入を可能とする規制緩和によって人件費が抑制され続けています。コロナ禍の下、働く人の確保と処遇改善が切実に求められているときに、指定管理者制度を公園の分野にまで広げるなど、外部化に固執する姿勢は認められません。改めて公共の役割を見直し、新自由主義から公共を取り戻す道に切り替えることが急務です。 第三に、民間企業と一体に超高層マンションを呼び込む大型開発優先まちづくりの姿勢です。 十条駅西口、赤羽駅東口の市街地再開発に加え、赤羽台でも学校跡地とUR用地の一体活用による大規模開発計画が発表されました。いずれも民間企業と一体に高層マンションを呼び込む開発で、数百から数千戸もの分譲マンションを誘致する計画です。 区民からは、タワマンなくして程よく発展、分譲マンションより低家賃の公営住宅をとの声が寄せられていますが、ゼネコンやデベロッパー頼みでは高層・高価格のタワーマンションを造ることが必須となり、景観や住まい、環境への影響を心配する区民も増えるのではないでしょうか。 また、北区都市計画マスタープランには協働のまちづくりが明記されています。まちづくりには住民合意が大前提ですが、赤羽台の開発では、住民や議会に説明する前に区がURとの連携協定を締結してしまいました。住民の声を聞き、協働でつくり上げていく姿勢こそ大事です。 赤羽駅東口地区では、地域住民、商店街・学校関係者など、広く住民が参加するまちづくり懇談会を早期に開催すること、また、十条や志茂、岩淵町で積み重ねられているまちづくり協議会には、一層の住民参加を得て、まちづくりに幅広い住民の意見を反映させることを求めます。 住民の合意を大前提に、古い町並みや商店街を残し、誰もが安心して住み続けられるまちづくりへの転換を求めるものです。 次に、各特別会計決算についてです。 国民健康保険事業会計は、保険料の値上げ等により反対します。 後期高齢者医療会計は、均等割額の軽減措置が見直しされたことにより、低所得者には負担増となったことから反対します。 介護保険会計は、第八期計画で保険料基準額が据置きされることになったことから、賛成することを申し添えます。 ただし、要支援の総合支援事業については、単価を直ちに国基準に引上げ、利用者負担大幅値上げなど、九期に向けた制度改悪には区として毅然と反対するよう求めます。 最後に、以下七点、要望します。 一、区立小・中学校で、産休や育休、病気などによる教員不足が多発し、中には長期にわたりクラスの担任がつけられないなど、深刻な事態も起きています。国や東京都に抜本的な定数増を求めるとともに、教員の働き方改革を進め、地域ぐるみでの人材確保に取り組むことを求めます。 二、四月に学校給食の委託契約をし、僅か四か月で契約解除となった事業者が三百件もの事故を起こしていたことが開示された資料により分かりました。委託契約にプロポーザル方式を取り入れるなど、食の安全を守るための改善を求めます。 三、試験運行開始が延期となったコミュニティバスについては、幅広く住民説明会を開催し十分な説明を行うこと、また、地域公共交通会議も開催し、代替策も含め早期に運行を実現するよう求めます。 四、十条まちづくりにおいて、新たなにぎわいの拠点づくりと位置づけている再開発ビルと既存商店街との共存共栄を図るために、再開発ビル・既存商店街の当事者を含めた幅広い地域住民が参加する協議会の設置を求めます。 五、気候危機打開、北区ゼロカーボンシティ宣言の実現に向けては、区民・事業者が現状を我が事として受け止め、主体的に学びを深め、協働できる体制の構築を求めます。 また、ジェンダー平等社会の実現に向け、女性のためのLINE相談の拡充、生理用品の小・中学校への全校配備など、さらなる施策の推進を求めます。 六、微量の化学物質や電磁波に触れることで、頭痛、目まい、呼吸困難などの症状を発する化学物質過敏症や電磁波過敏症に対する理解の促進と、行政サービスの窓口や避難所、Wi-Fiを使用する学校の教室など、区政のあらゆる場面で発症を抑えるための配慮を求めます。 七、北区でも児童相談所等複合施設の開設に向けた準備が始まっています。児童相談所の区への移行を進める先行区でも人材とともに大きな課題となっているのが財源です。都区財政調整協議において、児童相談所開設に向けた財源確保に全力を挙げるよう要請します。 以上をもって、日本共産党北区議員団の反対討論といたします。 ご清聴、ありがとうございました。(拍手) ○議長(名取ひであき議員)  四番 くまき貞一議員。   (四番 くまき貞一議員登壇) ◆四番(くまき貞一議員)  公明党議員団を代表いたしまして、令和三年度一般会計歳入歳出決算並びに三特別会計決算の認定について、賛成の立場から討論いたします。 物価・エネルギー価格の高騰や新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢など、内外の諸課題が山積する中、直面する様々な課題の解決に取り組んでいくことが求められています。公明党議員団は、区民の皆様の声をしっかり受け止め、課題解決に向けて全力で取り組んでまいる決意です。 北区は、令和三年度当初予算の編成に当たり、厳しい財政見通しの中、内部努力の徹底を図るとともに、区民生活への影響や事業の優先度・緊急度等を勘案し、緊急的な財源対策を講じ、感染症対策に万全を期しつつ、限られた資源を重点的かつ効率的に配分し、区民とともに困難を乗り越え、未来を切り開く予算といたしました。 事業実績については、感染拡大防止や医療・検査体制の強化、さらには区民や中小事業者等への支援など、積極的に感染症対策を講じるとともに、新規事業の構築やレベルアップを図りました。 また、北区経営改革プラン2020等の行政改革の取組や、基金と起債の効果的な活用などにより、持続可能な行財政基盤を堅持した上で、北区基本計画2020や三つの優先課題に掲げた取組を進めるなど、一定の成果を上げることができていると評価いたします。 具体的な事業実績の内容としても、マイ・タイムラインの拡充、産後デイケア事業の対象や利用回数等の大幅な拡充、私立幼稚園等を利用する保護者に対する区独自の保育料補助の拡充、魅力あふれる公園づくりを進めるため、区内初となるインクルーシブ遊具を備えた滝野川三丁目公園や赤羽台けやき公園の整備など、我が会派より要望した事業が随所に反映されていることを高く評価いたします。 そのほか、区財政運営の基本方針である健全財政の維持については、減債基金への積立てを行うとともに、年度間の景気変動に対応し、安定的な財政運営を図るため前年度の決算剰余金の二分の一を財政調整基金に積み立てたほか、多額の経費を要する計画事業に着実に取り組むため、新庁舎建設に備えて施設建設基金に十億円、まちづくり基金に十億円、学校改築等基金に十億円をそれぞれ積立てができたことを評価いたします。 その上で、社会情勢に留意しながら、より一層の財源確保や事務事業の見直しを徹底し、将来を見据えた持続可能な行財政システムへの改革を進めていただきつつ、必要な事業には十分な予算をつけていただくよう指摘しておきます。 今後の取組として、以下について要望いたします。 一つ、平常時のオンデマンド交通の実施だけでなく、災害時にコロナワクチン接種の移動支援における配車取次センターを活用すること。 一つ、小児のインフルエンザ予防接種の助成を行うこと。 一つ、男性用トイレにサニタリーボックスを設置すること。 一つ、DX推進の具体策としてRPAを活用したおくやみコーナーを設置すること。 一つ、新エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の対象に町会・自治会会館を加えること。 一つ、日テレ・東京ヴェルディベレーザと連携して、部活動の地域移行を推進すること。 そのほか、今回の決算特別委員会で申し上げました各種要望と提案の実現に向けた積極的な取組を求め、令和三年度東京都北区一般会計決算並びに三特別会計決算の認定について賛成をいたします。 以上であります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(名取ひであき議員)  以上で討論を終結します。 これより採決に入ります。 まず、日程第一、日程第二及び日程第四を一括して起立により採決します。 本件に関する委員会審査報告は、いずれも認定を可としております。委員会審査報告どおり認定することに賛成の方はご起立願います。   (賛成者起立) ○議長(名取ひであき議員)  起立多数であります。よって、日程第一、日程第二及び日程第四は、いずれも委員会審査報告どおり認定することに決定しました。 次に、日程第三を採決します。 お諮りします。 本件は、委員会審査報告どおり認定することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、本件は委員会審査報告どおり認定することに決定しました。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  日程第五号から日程第十六までを一括して議題とします。   (書記朗読) △日程第五 第六十九号議案 東京都北区議会議員及び東京都北区長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例(委員会審査報告
    △日程第六 第七十号議案 東京北区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例(委員会審査報告) △日程第七 第七十一号議案 東京北区立学校設置条例の一部を改正する条例(委員会審査報告) △日程第八 第七十二号議案 東京都北区学童クラブの運営に関する条例の一部を改正する条例(委員会審査報告) △日程第九 第七十四号議案 東京北区立王子福祉作業所指定管理者の指定について(委員会審査報告) △日程第十 第七十五号議案 東京北区立那須高原学園指定管理者の指定について(委員会審査報告) △日程第十一 第七十六号議案 東京北区立中央公園文化センター等指定管理者の指定について(委員会審査報告) △日程第十二 第七十七号議案 東京北区立十条台子どもセンター指定管理者の指定について(委員会審査報告) △日程第十三 第七十八号議案 東京北区立八幡山子どもセンター指定管理者の指定について(委員会審査報告) △日程第十四 第七十九号議案 東京北区立岩淵保育園指定管理者の指定について(委員会審査報告) △日程第十五 第八十号議案 東京北区立浮間東保育園指定管理者の指定について(委員会審査報告) △日程第十六 第八十一号議案 東京北区立西ケ原南保育園指定管理者の指定について(委員会審査報告)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  本案に関し委員会審査報告書が提出されていますので、書記から朗読させます。   (書記朗読)    企画総務委員会議案審査報告書第六十九号議案 東京都北区議会議員及び東京都北区長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例第七十号議案 東京北区立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例第七十一号議案 東京北区立学校設置条例の一部を改正する条例第七十二号議案 東京都北区学童クラブの運営に関する条例の一部を改正する条例 本委員会は九月十二日付託された上記議案審査の結果、いずれも原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年九月十六日          東京都北区議会企画総務委員会              委員長  戸枝大幸 東京都北区議会議長  名取ひであき殿-----------------------------------    健康福祉委員会議案審査報告書第七十四号議案 東京北区立王子福祉作業所指定管理者の指定について 本委員会は九月十二日付託された上記議案審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年九月十四日          東京都北区議会健康福祉委員会              委員長  宮島 修 東京都北区議会議長  名取ひであき殿-----------------------------------    文教子ども委員会議案審査報告書第七十五号議案 東京北区立那須高原学園指定管理者の指定について第七十六号議案 東京北区立中央公園文化センター等指定管理者の指定について第七十七号議案 東京北区立十条台子どもセンター指定管理者の指定について第七十八号議案 東京北区立八幡山子どもセンター指定管理者の指定について第七十九号議案 東京北区立岩淵保育園指定管理者の指定について第八十号議案 東京北区立浮間東保育園指定管理者の指定について第八十一号議案 東京北区立西ケ原南保育園指定管理者の指定について 本委員会は九月十二日付託された上記議案審査の結果、いずれも原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年九月十四日          東京都北区議会文教子ども委員会              委員長  近藤光則 東京都北区議会議長  名取ひであき殿----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  お諮りします。 本案はいずれも委員会審査報告どおり決定することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、本案はいずれも委員会審査報告どおり決定しました。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  日程第十七を議題とします。   (書記朗読) △日程第十七 第八十六号議案 令和四年度東京都北区一般会計補正予算(第四号)   (議案は会議録末尾に掲載)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  本案に関し、理事者の説明を求めます。   (花川與惣太区長登壇) ◎区長(花川與惣太区長)  ただいま上程になりました第八十六号議案、令和四年度一般会計補正予算(第四号)についてご説明申し上げます。 歳出予算といたしましては、物価高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい低所得世帯に対して、国による価格高騰緊急支援給付金を支給するため、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金事業費を計上いたします。 歳入につきましては、特定財源として国庫支出金を活用いたしました。 この結果、今回の補正予算額は、歳入歳出同額の二十五億七千八百十六万五千円となり、補正後の予算額は一千七百四十四億四千五百二十六万七千円となります。 以上が提出議案の概要であります。 よろしくご審議くださるよう、お願い申し上げます。 ○議長(名取ひであき議員)  お諮りします。 本案については、企画総務委員会に審査を付託したいと思います。ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、そのように決定します。 これより委員会審査のため休憩します。   午前十時四十二分休憩-----------------------------------   午前十一時二十五分開議 ○議長(名取ひであき議員)  休憩前に引き続き会議を再開します。 企画総務委員会委員長から、第八十六号議案について、委員会審査報告書が提出されました。 この際、日程の追加についてお諮りします。 本案を本日の日程に追加し、追加日程第一として、日程の順序を変更し、直ちに議題としたいと思います。ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、そのように決定します。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  追加日程第一を議題とします。   (書記朗読) △追加日程第一 第八十六号議案 令和四年度東京都北区一般会計補正予算(第四号)(委員会審査報告)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  本案に関する委員会審査報告書を書記から朗読させます。   (書記朗読)    企画総務委員会議案審査報告書第八十六号議案 令和四年度東京都北区一般会計補正予算(第四号) 本委員会は十月七日付託された上記議案審査の結果、原案を可決すべきものと決定したので報告する。 令和四年十月七日          東京都北区議会企画総務委員会              委員長  戸枝大幸 東京都北区議会議長  名取ひであき殿----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  お諮りします。 本案は委員会審査報告どおり決定することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、本案は委員会審査報告どおり決定しました。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  日程第十八を議題とします。   (書記朗読) △日程第十八 議員提出議案第五号 東京都北区地域公共交通基本条例   (議案は会議録末尾に掲載)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  本案に関し提案理由の説明を求めます。 三十八番 戸枝大幸議員。   (三十八番 戸枝大幸議員登壇) ◆三十八番(戸枝大幸議員)  東京都北区地域公共交通基本条例の提案理由について、ご説明申し上げます。 議場の皆様にご提案申し上げております地域公共交通基本条例は、地域公共交通に関して、国における地域公共交通活性化再生法の制定や道路運送法などの改正を背景として、より区民生活に直結する問題として、北区の固有の状況を踏まえて、地域の公共交通の利便性向上を目指しております。 そこで、本条例案の意義は大きく四つございます。 第一に、区政の重点施策として、コミュニティバスの条例上の位置づけを明確にします。 第二に、北区の魅力である交通利便性を再評価し、地域公共交通の充実をまちづくりに生かします。 第三に、公共交通へのアクセスを確保することでSDGsターゲット十一・二を推進します。 第四に、行政提案ではなく、議員提案により本条例案の実現を目指すことにあります。 ご案内のとおり、北区の地理的な問題として高低差を有する地域が多いこと、区民の高齢化、そしてSDGsのサステナブルシティの理念や、北区がゼロカーボンシティ宣言を行っていることを踏まえた条例内容となっております。 私どもの北区では、二〇〇八年に現在のKバスであるコミュニティバス二路線が運行開始され、十四年が経過しております。今後、新規路線の開通も見込まれるところでありますが、当初の運行実現までの道のりは決して平坦なものではありませんでした。 私もバス路線提案者の一人でありましたが、その当時の状況としては、現在のような地域公共交通という概念も乏しく、地域の交通利便性を高めたいという地域住民の皆様の素朴な思いと運動の積み重ねによって、現在のKバスの運行につながったという経緯があります。 その後、地域住民の皆様に支えられてKバスの運行実績を積み重ねてきたことや、国の法改正によって地域公共交通会議が設立されるなど、ようやく地域公共交通という概念が定着しつつありますが、ここでいま一度原点に立ち返り、地域公共交通の発展は地域住民の皆様の切なる願いであることから、住民の代表たる議会からの提出条例として、この地域公共交通基本条例を制定すべきであると考えます。 なお、本条例案の基本骨子については、二〇一四年に大畑 修議員より本会議において初めてご提案があり、以来数度にわたり執行当局と激論を交わされてきております。 この議論をたたき台として、昨年十一月より北区議会全会派の代表の皆様に呼びかけ人会としてご参加いただき、計五回の意見交換会を行い、その後、議会全体での検討会を経て全議員の皆様のご理解をいただき、北区議会として史上初めてとなる議員提案による政策条例の制定を目指して現在の成案へと至っております。 その過程におきまして、大畑 修議員、いながき 浩議員には、条例案取りまとめ呼びかけ人会の幹事として多大なご尽力をいただきました。また、ご協力をいただきました議会事務局並びに関係理事者の皆様にも感謝を申し上げます。 現下の環境問題や超高齢社会に対応して、この北区において、より交通利便性を高め、多様な交通手段を活用して、区民の誰もが安心して快適に移動しやすいまちづくりを実現することを目指して、この地域公共交通基本条例成立へのご賛同を議場の皆様に改めてお願い申し上げます。 以下、地域公共交通基本条例案の前文を読み上げることによって提案理由説明といたします。 東京都北区は、豊かな歴史と文化遺産、飛鳥山の桜や荒川の水辺空間があり、山手線、京浜東北線、宇都宮線、高崎線、埼京線、地下鉄南北線、東京さくらトラム(都電荒川線)及び都営・民間バス路線が通り、埼玉県に接し「東京の北の玄関口」として、都市基盤の進展とともに交通利便性の優れたまちとして発展してきた。 一方、南北に崖線が走り、「高低差」による地形的な課題があり、超高齢社会の急速な進行やバス路線の再編等に伴い、移動に困難を感じる区民の声が高まっている。 このような状況の中、環境問題や超高齢社会に対応し、より交通利便性を高め、魅力ある東京都北区(以下「区」という。)を創造し、「多様な交通手段を活用して、誰もが安心して快適に移動しやすいまちづくり」を実現することが重要である。この考え方は「SDGsのターゲット十一・二」と共通のもので、「北区ゼロカーボンシティ宣言」にもつながるものである。そのためには、公共交通事業者だけではなく、区や区民、事業者も一体となって地域公共交通を支えていくことが求められている。 よってここに、地域公共交通が区民の暮らしを支え、自由に移動できる手段として、区民が将来にわたって安全に住み続けるために必要不可欠なものであることを認識し、誰もが安心して快適に地域公共交通で移動しやすいまちづくりを目指して、この条例を制定する。 以上、ご提案申し上げます。(拍手) ○議長(名取ひであき議員)  お諮りします。 本案は、会議規則第三十五条第三項の規定により委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、本案は委員会付託を省略することに決定しました。 お諮りします。 本案は、原案どおり決定することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、本案は原案どおり決定しました。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  日程第十九及び日程第二十を一括して議題とします。   (書記朗読) △日程第十九 議員提出議案第六号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書 △日程第二十 議員提出議案第七号 女性デジタル人材育成を強力に推進するための支援を求める意見書   (議案は会議録末尾に掲載)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  お諮りします。 本案は、会議規則第三十五条第三項の規定により、いずれも提案理由の説明及び委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、本案はいずれも提案理由の説明及び委員会付託を省略することに決定しました。 お諮りします。 本案は、いずれも原案どおり決定することにご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、本案は、いずれも原案どおり決定しました。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  日程第二十一及び日程第二十二を一括して議題とします。   (書記朗読) △日程第二十一 四第一号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書提出に関する請願(委員会審査報告) △日程第二十二 四第十三号 銭湯の活性化と保全を目的に子どもの銭湯体験に係る入浴料補助の支援を区に求める陳情(委員会審査報告) △日程第二十二 四第十四号 北区独自の一律給付金の支給を求める陳情(委員会審査報告) △日程第二十二 四第十八号 北区内に障害者入所施設の設置等を求める陳情(委員会審査報告) △日程第二十二 四第十九号 中学校英語スピーキングテストESAT-J)の結果を都立高校入試に活用することの見送りを求める意見書提出に関する陳情(委員会審査報告)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  本件に関する委員会審査報告書は配付してありますので、朗読は省略します。-----------------------------------   企画総務委員会請願・陳情審査報告書 本委員会における請願・陳情審査の結果について、別紙のとおり報告する。 令和四年九月十六日          東京都北区議会企画総務委員会              委員長  戸枝大幸 東京都北区議会議長  名取ひであき殿-----------------------------------一、件名  四第十四号 北区独自の一律給付金の支給を求める陳情二、提出者   (非開示)三、審査結果   不採択とすべきものと決定。    理由  願意に沿い難いため。-----------------------------------   区民生活委員会請願・陳情審査報告書 本委員会における請願・陳情審査の結果について、別紙のとおり報告する。 令和四年九月十五日          東京都北区議会区民生活委員会              委員長  花見たかし 東京都北区議会議長  名取ひであき殿-----------------------------------一、件名  四第一号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書提出に関する請願二、提出者   一般社団法人王子青色申告会    会長 永田英雄三、審査結果   採択すべきものと決定。-----------------------------------一、件名  四第十三号 銭湯の活性化と保全を目的に子どもの銭湯体験に係る入浴料補助の支援を区に求める陳情二、提出者   倉品康夫三、審査結果   意見を付して採択の上、執行機関に送付すべきものと決定。    意見   趣旨に沿うよう努力すること。-----------------------------------   健康福祉委員会請願・陳情審査報告書 本委員会における請願・陳情審査の結果について、別紙のとおり報告する。 令和四年九月十四日          東京都北区議会健康福祉委員会              委員長  宮島 修 東京都北区議会議長  名取ひであき殿-----------------------------------一、件名  四第十八号 北区内に障害者入所施設の設置等を求める陳情二、提出者   NPO法人 北区障害者団体連合会    理事長 下田加代子三、付託された事項   第一項 一刻も早く障害に応じた入所施設を北区内に設置することを求めます。   第二項 重度障害者への受け入れ対応等の地域生活支援拠点等の機能を備えたグループホームの整備を求めます。四、審査結果   採択の上、執行機関に送付すべきものと決定。-----------------------------------   文教子ども委員会請願・陳情審査報告書 本委員会における請願・陳情審査の結果について、別紙のとおり報告する。 令和四年九月十四日          東京都北区議会文教子ども委員会              委員長  近藤光則 東京都北区議会議長  名取ひであき殿-----------------------------------一、件名  四第十九号 中学校英語スピーキングテストESAT-J)の結果を都立高校入試に活用することの見送りを求める意見書提出に関する陳情二、提出者   新日本婦人の会北支部    (非開示)  外一名三、審査結果   不採択とすべきものと決定。    理由  願意に沿い難いため。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  これより採決に入ります。 まず、陳情四第十九号を起立により採決します。 本件に関し、委員会審査報告どおり決定することに賛成の方はご起立願います。   (賛成者起立) ○議長(名取ひであき議員)  起立多数であります。よって、本件は不採択と決定しました。 次に、陳情四第十四号を起立により採決します。 本件に関し、委員会審査報告どおり決定することに賛成の方はご起立願います。   (賛成者起立) ○議長(名取ひであき議員)  起立多数であります。よって、本件は不採択と決定しました。 お諮りします。 その他は、いずれも委員会審査報告どおり決定したいと思います。ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、本件はいずれも委員会審査報告どおり決定しました。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  お諮りします。 請願・陳情の継続審査については、各委員長から継続審査の申出がありますので、継続審査件名表のとおり、閉会中の継続審査に付したいと思います。ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、そのように決定します。-----------------------------------   請願・陳情継続審査件名表            (令和四年十月七日第三回定例会)   企画総務委員会   (令和二年) 二第十七号 NHK放送受信料の時効は五年と放送法等に規定することを求める意見書提出に関する陳情   区民生活委員会   (令和三年) 三第一号 最低賃金の改善を求める意見書提出に関する陳情 三第九号 二〇三〇年CO2削減目標引き上げに関する陳情 三第三十二号 北とぴあ多目的ルームにおけるエアロビクス教室の復活等を求める陳情(第二項) 三第三十三号 北区体育施設団体登録(庭球場)に関する陳情   健康福祉委員会   (令和元年)三一第十一号 北区滝野川西高齢者あんしんセンター(地域包括支援センター)に関する陳情   (令和二年) 二第二号 高齢者の補聴器購入費用の補助制度を求める陳情 二第十二号 安全・安心の医療・介護実現と夜勤改善・大幅増員を求める意見書提出に関する陳情 二第二十号 加齢性難聴者の補聴器購入に係わる補助事業の実施を求める陳情   (令和三年) 三第十八号 安全・安心の医療・介護実現と国民のいのちと健康を守ることを求める意見書提出に関する陳情 三第三十一号 猫等への餌やりを禁止、規制する条例の制定を求める陳情 三第三十四号 安全・安心の医療・介護・福祉を実現し、国民のいのちと健康を守ることを求める意見書提出に関する陳情 三第三十六号 猫への餌やりを禁止する条例の制定を求める陳情   (令和四年) 四第十七号 「特定石綿被害建設業務労働者等に対する給付金等の支給に関する法律」の改正を求める意見書提出に関する陳情   文教子ども委員会   (令和二年) 二第八号 別居・離婚後の親子交流を促進する運用・法整備を求める意見書提出に関する陳情 二第十八号 別居・離婚後の養育費支払い・面会交流を促進するパンフレットの配布を求める陳情   (令和三年) 三第六号 区立ふくろ幼稚園閉園後の活用に関する陳情   建設委員会   (令和二年) 二第四号 北区の区営住宅に「同性パートナー」も入居できるよう求める陳情   (令和四年) 四第十五号 lalaガーデンの駐輪場の整備等を求める陳情   議会運営委員会   (令和三年) 三第二十六号 議会において政務活動費を一定金額以上支出する場合等に領収書等の公開を行うことを求める陳情   防災対策特別委員会   (令和元年)三一第十七号 台風十九号による避難から見えた課題の検討、改善を求める陳情(第四項、第六項)   (令和三年) 三第四号 荒川大洪水時における浮間地区のマンション・大規模な団地での垂直避難の推進や、水害用備蓄倉庫設置の検討に関する陳情   新型コロナウイルス感染症対策特別委員会   (令和三年) 三第十一号 生活必需サービスである区内理美容業への支援に関する意見書提出等を求める陳情(第一項)----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  お諮りします。 各委員会において調査中の特定事件については、各委員長から継続調査の申出がありますので、継続調査事項表のとおり、閉会中の継続調査に付したいと思います。ご異議ありませんか。   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(名取ひであき議員)  ご異議ないと認め、そのように決定します。-----------------------------------   特定事件継続調査事項表   企画総務委員会一、区政の総合的な企画、調整及び経営管理について二、予算について三、情報政策及び情報システムについて四、広報及び広聴について五、条例、和解等について六、国際化について七、契約及び財産管理について八、営繕について九、男女共同参画及び多様性社会の推進について十、危機管理について   区民生活委員会一、コミュニティの育成その他区民生活について二、産業振興について三、区民施設及び産業文化施設の管理について四、スポーツ施策の推進について五、戸籍及び住民の登録について六、区税について七、国民健康保険について八、後期高齢者医療(東京都後期高齢者医療広域連合が所管する事務は除く)及び高齢者の医療費の支給について九、国民年金について十、リサイクル事業の推進について十一、清掃事業について十二、生活環境について   健康福祉委員会一、地域福祉について二、高齢者福祉について三、介護保険について四、障害者福祉について五、生活保護について六、福祉施設の管理について七、地域保健及び地域医療について八、健康増進について九、生活衛生について十、疾病予防について十一、公衆衛生について   文教子ども委員会一、校舎建設及び学校用地について二、学校環境整備について三、校外施設について四、社会教育事業の運営及び施設の整備について五、義務教育について六、幼児教育について七、児童福祉について八、青少年対策について九、子育て支援について   建設委員会一、都市計画について二、まちづくりの推進について三、道路、河川、公園その他土木施設について四、住宅について五、建築について六、交通対策について   議会運営委員会一、議会の運営に関する事項について二、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について三、議長の諮問に関する事項について   地域開発特別委員会一、西ケ原地区まちづくりについて二、志茂地区まちづくりについて三、赤羽駅東口地区まちづくりについて四、赤羽西地区まちづくりについて五、赤羽南地区まちづくりについて六、田端地区土地区画整理事業について   防災対策特別委員会一、地震災害について二、風水害等について   十条まちづくり特別委員会一、十条駅付近立体交差化について二、十条駅周辺地区再開発について三、十条地区まちづくりについて   都市ブランド推進特別委員会一、シティプロモーションについて二、観光及び産業・文化PRについて三、都市間交流・連携事業について   新型コロナウイルス感染症対策特別委員会一、区民への新型コロナウイルス感染症に関する対策・給付事業等について二、区内事業者への新型コロナウイルス感染症に関する給付事業等について三、区民施設における新型コロナウイルス感染症に関する対策について四、高齢者施設、障害者施設等における新型コロナウイルス感染症に関する対策について五、区立小中学校、保育園、幼稚園等における新型コロナウイルス感染症に関する対策について六、新型コロナウイルス感染症に関する医療機関との連絡・調整について七、新型コロナウイルス感染症に関するワクチンの接種等について八、国民健康保険・介護保険・後期高齢者医療保険の新型コロナウイルス感染症に関する対策について----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  以上で本日の日程全部を終了しました。 会議を閉じます。----------------------------------- ○議長(名取ひであき議員)  区長から挨拶があります。   (花川與惣太区長登壇) ◎区長(花川與惣太区長)  閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し述べさせていただきます。 令和三年度各会計決算の認定をはじめ、ご提案いたしました条例案、補正予算案など、全ての議案につきまして、それぞれご決定をいただき、誠にありがとうございました。 現在、新型コロナウイルス感染症の新規感染者数は減少傾向にあるものの、冬にはインフルエンザとの同時流行も懸念されており、年末年始に向けて予断を許さない状況が続いています。 こうした中でも、先月は台風によって全国各地で土砂災害や断水などの被害が発生しています。 感染症対策や自然災害への備えにも引き続き万全を期し、区民の皆様の安心・安全を確保するため、議会の皆様と力を合わせ全力を尽くしてまいる所存であります。 議員の皆様には、今後とも北区政発展のためにご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(名取ひであき議員)  これをもって令和四年第三回東京都北区議会定例会を閉会します。 ご苦労さまでした。ありがとうございました。   午前十一時四十二分閉会...